今からご紹介する犬の本は、ペットを飼っている方なら誰もが迎えることになるペットの最期について考えさせられる本でもあります。
ねこバカいぬバカ ペットの長生き、医療、看取り対談!
本のタイトルからすると、ペットを飼っているおじさん2人の親ばか満載トーク本のようにも見えますが、前半だけそんな感じで、後半は、人とペットの老後の医療と介護、看取りの対談など、とても考えされられる内容になっています。
どんな本のなのか?簡単に説明すると、猫と犬を飼っている医学博士の先生お二人の親ばかトークと、人もペットも、病院に近づかない方が自然に元気に長生きできますよ。という対談形式の本です。
病院へ近づけないという所で、賛否両論が激しくなりそうな内容の本でもあります。
本は、 養老孟司先生と近藤誠先生の共編著です。
お二人とも著名な医学博士です。
近藤先生は、人の癌関係の本を多く出版されていて、「癌とは闘うな」という持論でメディアでも有名なあの近藤先生です。やはりペットの医療についても人の医療と同じ考えで、ペットも病院へは近づけず、自然死が一番とおしゃっています。
それから、ペットを飼っているみなさんなら、殆んどの人が犬にワクチンを受けさせていると思いますが、そのワクチンの害についても書かれています。
私は犬のワクチンについて調べれば調べるほど、疑問に思うことが出てきて、モヤモヤしたものが心にあったのですが、この本を読んで、「やっぱり」と納得してしまいました。
今後は、我が家のワンコに1年に一回受けさせていたワクチンが本当に必要なのか真剣に考えなければと思っています。
もちろん、中にはワンクチンを受けたおかげで助かったワンちゃんもいるでしょうから、すべてこの本に書いてあることが正しいと断言はできませんが、ワクチン反対の話は不思議と私の心にスーッと入ってくるんですよね。
それと、ペットの延命治療はしない、自然死が苦しまなくて死ぬから自然死が一番という点は、読んでいて安心感を感じました。
私は常日頃から自然体で生きたいと思っていて、人生の最期も、自然死を希望しているので、ペットのワンコにも同じような対応をすると思います。
でも、そんなことを思っているものの・・・
いざワンコの具合が悪くなると、いてもたってもいられなくなって慌てて病院へ駆けつけてしまいそうな気もしますが・・・
(今までの経験から)
頭で思っていても、実際に行動できるかはどうかは、その時になってみないと分からないですね。
命の最期についても、動物医療に対する考え方も人それぞれなので、結局はそれぞれの飼い主さんがペットのことを思って一生懸命考えた結果なら、それが最良の方法かも知れません。
何が正しいとか、はっきりとした答えはないと思います。私が言えることは、ペットも自分も苦しくない方法が一番ということだけ。
ペットに医療を受けさせず、最期は自然死をという考えに反対派の方でも、医療の在り方については、こんな考え方もあるんだと、知っておくことは大切だと思うので、是非読んでみて下さい。
本に載っていた写真です。 |
最後に、養老先生の猫のまるちゃんも近藤先生の犬のボビーちゃんも、とっても可愛いです。犬や猫の好きな方は、親バカトークも、その可愛さ分かる分かる!と頷きながら読めると思います。
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最後に余計な一言かも知れませんが、ペットと一緒にいると貫禄のある先生も、お茶目なおじさんになってしまうんだな!と思ってしまいました。^^